取得対象者
新卒・新人インフラエンジニア
取り組みの背景
TIS株式会社は、ビジネスを支える基幹システムから、高い競争力を生むアプリケーション、 さらにはシステム の基盤となるプラットフォームまで、幅広い業界・分野で IT サービスを提供する総合 IT サービス企業です。広範なニーズへの対応が求められる人材育成においては、人材開発部と事業部が両輪で推進し、社員の「成長したい」を支援する制度が整います。資格取得に向けた研修もその一つです。
Linux技術を速やかに習得し、業務遂行に注力するよう研修プロセスをアップデート
新卒・新人インフラエンジニアのための研修はビジネスパーソンとしての基礎を人材開発部による研修で実施し、事業部では技術知識およびスキルの習得のため基盤基礎研修を実施しています。これまではLinux 知識・スキルについては現場部門への配属後 OJT 形式での対応をしていました。この場合、 Linux 知識・スキル習得と業務知識や開発・保守作業の遂行を並行して学習しなければならりませんで した。
新卒・新人らがより速やかに業務遂行に注力し活躍できるよう、 Linux の体系的な研修を基盤基礎研修のタイミングで実施できるようにしました。
また、Linux 知識・スキルが早めに習得できることにより、その後現場で必要とされるインフラ技術に関係する OSS の習得であったり、クラウド技術の習得についてもこれまでよりも速やかに理解し現場での業務遂行スピードを上げていける点についても期待をしています。
取り組み
CompTIALinux+ をベースとした研修 の実施
■現在の基盤技術のトレンドを反映している認定資格であることが、採用の決め手
- ハードドウェアとシステム設定
- Linuxのトラブルシューティングと診断
- システムのオペレーションとメンテナンス
- 自動化とシェルスクリプト
- セキュリティ
■オンライン講義 + デジタルコンテンツ (テキスト、 CompTIA Labs※)を使った実習
■受講者のモチベーションアップにつながる
- 受講者の高い満足度 90% 「研修で得られた知識・技術は業務に役立つと思う」
研修を通して・・
- システム基盤の項目に対しては、 CompTIA Labs の利用により理解を深めていた
- シェルスクリプトや Infrastructure as Code ではプログラミングに関する習熟度が高まった
- トラブルシューティングでは達成感を感じ学習意欲を高めていた
- コロナ渦による重なる在宅研修にもかかわらず、満足度の高い研修となった