ダウナーズグローブ発(イリノイ州) – ベンダーニュートラルのITトレーニングおよび認定資格を提供する世界有数のプロバイダーであるCompTIAの新たな調査によると、ビジネス成果を牽引する将来を見据えた人材を育成するためには、人材開発に関する組織の姿勢や慣行の変革が必要です。
CompTIAの報告書「Workforce and Learning Trends 2026」によると、人事担当者およびITリーダーの83%が、自社組織内でのスキル向上が不可欠であることに同意しています。しかし、現職従業員の再スキル化やスキルアップのための正式な全社的なプログラムを有していると回答した企業はわずか34%にとどまっています。
「企業はすでに、デジタルトランスフォーメーション(DX)から利益を最大限に引き出すことに苦戦していました。」と、CompTIAの業界調査担当バイスプレジデント、セス・ロビンソン氏は述べています。「現在、変化のペースと取り残されるリスクは加速しています。そのため、組織にとって、新たな人材の発掘、継続的なスキル向上、そして安定した労働力の維持に関する姿勢や慣行を見直すことが極めて重要になっています。」
本レポートでは、人材の獲得、育成、定着を形作る5つのトレンドを特定しています。
- スキルの構築は最優先のビジネス課題である
- AIはスキルギャップの主要な要因だが、唯一の要因ではない
- 人材開発は、生産性、定着率、エンゲージメントによって推進される
- スキルベースの開発アプローチへの移行は複雑なプロセスである
- 資格は、スキル開発の成果を達成する上で重要な役割を果たす
人工知能(AI)の台頭により、全従業員におけるAIリテラシー、および技術スタッフにおける高度なスキルの必要性が高まっています。しかし、人事およびIT部門の調査回答者の80%は、スキルギャップの原因は少なくとも部分的にはAI以外の技術的要因にあると考えています。例えば、進行中のデジタルトランスフォーメーションにより、あらゆる職種においてデジタルリテラシーの必要性が高まっています。研修予算はこうしたスキルの重要性を反映しており、62%の企業がAI研修への支出増を見込んでおり、51%がデジタルリテラシーへの支出増を見込んでいます。
生産性の向上は、人事部門が主導する場合でもITチームが主導する場合でも、スキル開発の取り組みにおける主な動機となっています。人事担当者は、研修によって従業員のエンゲージメントや人材の定着率向上といった追加的なメリットも期待しています。一方、IT部門の担当者は、スキルアップによって技術的な活動を組織の目標とより密接に結びつける能力が高まると考えています。
企業が人材開発プログラムを構築する上で直面する最大の課題は研修費用であり、次いで実施や成果測定に関する要因が挙げられます。パーソナライズされた学習推奨やキャリアコーチングなどのカスタマイズ要素を含む研修プログラムは比較的少ない状況です。研修で習得したスキルを検証することの重要性を認める企業は増加傾向にあり(97%)、採用候補者の評価要素として専門資格を活用する割合も高い(94%)ことが分かりました。
CompTIAの「Workforce and Learning Trends」調査は、2026年4月に人事、人材育成、ITの各分野の専門家1,049名を対象に実施されたアンケートに基づいています。本レポートは、https://www.comptia.org/ja-jp/resources/research/workforce-and-learning-trends-2026/ からご覧いただけます。